食品表示検定上級試験関連ブログ

食品表示制度が大きく変わって行く中で、食品表示検定上級試験が注目されています。この対策や食品表示基準について書いています。

食品表示の原材料名

 食品表示基準はJAS法52基準、食品衛生法5基準、健康増進法1基準の合計58基準を1本化したものです。 

 表示方法は横断的表示基準と個別的表示基準の2つに大きく分かれます。そして、食品表示の各項目の中で最も情報量が多いのが原材料名です。そのため、食品表示基準のルールについても多岐にわたっています。これが、食品表示が複雑だといわれる原因の一つになっています。

 横断的表示基準の原材料名のルールで代表的なものに次のようなものがあります。

1、アレルギー表示

2、遺伝子組換え表示

3、香辛料表示

4、添加物表示

5、原料原産地表示

6、複合原材料表示

7、食品と添加物の区分

8、個別の表示基準

 

個別の表示基準は47基準あり、それぞれに表示方法が決められています。

例えば、香辛料表示方法で上記と異なる「できる規定」があったり、くくり表示方法の規定があったり、このくくり表示が分類ごとに少しづつ違っていたり、揚げ油表示方法が異なっていたりと、少し勉強又は表示作成経験がないと、なかなか頭に入りにくく、複雑だと思います。

 次回以降は上記の1~8について、説明します。