食品表示検定上級試験関連ブログ

食品表示制度が大きく変わって行く中で、食品表示検定上級試験が注目されています。この対策や食品表示基準について書いています。

お楽しみ袋

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

上級食品表示診断士のmgoloです。

早速ですが、年始スーパーでよく見る食品に関するお楽しみ袋、福袋についてです。

初めに、このお楽しみ袋は、衣類に多く、衣類のお楽しみ袋売り場では、何の表示もないので買って帰るまでわかりません。気になる人は袋の口を少し開けて中を見ている人もいます。また、最近では中身を展示しているものもありますが、多くの人は買った後に家で楽しまれるのではないでしょうか。そして、お正月の風物詩だと感じています。

前置きが長くなりましたが、食品のお楽しみ袋は食品表示基準により、外装に表示義務が定められています。そのため、お楽しみ感は全くなく、お得感だけをその場で計算して買うという、夢とは対極の現実感が強い「お買い得袋」の様な気がします。

 

食品表示基準では、これはいわゆる詰め合わせ食品に該当すると思われます。詰め合わせ食品の原則は、外装に義務表示事項を行うこととなっています。ただし、詰め合わせた食品の一つ一つに表示があり、外装からその表示が確認できる場合は、改めて外装に表示をする必要はないこととなっています。また、補足ですが、個々の容器包装に表示をしてある食品を、客の求めに応じて箱等に入れて販売する場合の箱等には表示をしなくても良いこととなっています。

なお、外装から表示が確認できる例として、透明の袋を透して個々の商品の表示を確認できるということが書かれています。この場合は、外装の透明袋に表示を行う必要はない。とあります。

 

お楽しみ袋について、3つに分けてみました。

 

1、お菓子のお楽しみ袋

こちらは数社が販売されていました。

特徴として、中身が見えない紙製の袋にテープなどで封をして、外装に表示が貼付されています。これは、食品表示基準でいう容器包装に入れられた加工食品として販売されていますので、外装にすべてのお菓子の義務表示事項を表示する必要があります。

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2、食肉製品のお楽しみ袋

こちらも数社が販売されていました。

特徴として、中身が見える透明の袋が容器包装となっており、これに封をして、商品と一緒に表示の書かれた紙が内添されています。

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3、量販店のお楽しみ袋

たまたま行きました1店舗のみの情報です。

特徴として、表面は白ベタに赤文字で福袋の印刷に、裏面は透明の容器方法となっています。そして、裏面の透明部分に表示が見えるように内添されており、中身の商品は見えない状態です。更に、POPがあり、入っている商品名とその写真と内容量と個数表示がされていました。

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