食品表示検定上級試験関連ブログ

食品表示制度が大きく変わって行く中で、食品表示検定上級試験が注目されています。この対策や食品表示基準について書いています。

管理職昇格アセスメント インバスケットにつて

こんにちは。上級食品表示診断士のmgoloです。

今日は、管理職昇格アセスメントについてです。

会社によって試験内容は多少異なりますが、共通のキーワードとしては、インバスケット、面接演習、グループディスカッション、プレゼンテーションなどではないでしょうか。この全てに共通すると感じているのは、(ボリュームに対して)限られた短い時間内に全体を把握し、優先順位、重要度、ポリシー、を頭の中でまとめなければならないことです。例えば、インバスケットではポリシーがぶれないように、ディスカッションでは自分の意見を発言し、他人の意見も聞き、場をまとめる力を発揮できなければなりません。

その中でもインバスケットは、関連する本も多数出版されており、対策は立てやすいと思います。それでも漠然とした内容や考え方を中心に書かれており、模擬問題や実際の試験では、当然出題問題も異なり、シチュエーションも異なります。そのため、本を読んだとしても、歴史や数学、食品表示検定のように答えは導き出せず、解答があっているのか、よくわからないのではないでしょうか。本来は、各自が記入したものが全て正解であり、間違はないと思います。しかし、会社が抱える根本問題を見つけ出し、それに対して暫定策と抜本策を提示し、会社の方針に沿った成長戦略をいかに描けるか、これがインバスケットで求められている能力だと思います。

実際の試験では、2~3時間で、膨大な量の上司からの指示、部下からの報連相、外部からのクレーム、要請が時系列ではなくバラバラに並べられており、これを整理するだけでも大変です。この整理を行いながら緊急度と重要度と関連性に応じて優先順位を決め、対応内容の厚みを変えていきます。これができないと時間切れとなってしまいます。もしくは、時間内であっても優先順位が違っており、対応の厚みの強弱を時間内に十分つけられないかもしれません。

よく言われるのは、緊急度と重要度でマトリックスを作り優先順位を決めるという手法です。これは、非常に合理的でわかりやすいと思います。それから、関連性についても見逃さないことも書かれています。しかし、この緊急と重要については、会社にとってという事です。ということは、会社の方針を膨大な文書から探し出さなければないりません。たいていは会社理念や社長、部長などが示していることが多いと思います。方針が見つかれば、会社が置かれている状況を理解してどのように進めるのか決意を固める必要があります。頭の中を整理するために、所信表明として記入するのもよいと思います。

具体的な個別の対応は今回書いておりませんが、会社の問題としては、コンプライアンス等はあると思います。近年の話題として、働き方改革グローバル化などもあるかもしれません。

インバスケットでは、会社が抱える根本問題を見つけ出し、それに対して暫定策と抜本策を提示し、会社の方針に沿った成長戦略をいかに描けるか、これに尽きると思います。