食品表示検定上級試験関連ブログ

食品表示制度が大きく変わって行く中で、食品表示検定上級試験が注目されています。この対策や食品表示基準について書いています。

原料原産地表示について

こんにちは、上級食品表示診断士のmgoloです。

新法対応がひと段落しそうな時期ですが、続いて、原原表示、製造所固有記号の経過措置期間の終了、アーモンドの表示対応、新しい遺伝子組換え表示制度などの対応が必要な状況です。特に原原表示は輸入品を除く全ての加工食品が対象であり、2年後に迫っています。小麦粉などの中間加工品が第一位の場合は、比較的対応がし易い!?ですが、そうでない場合は、過去の使用実績を集めたり、計画を立てたりと、少し大変ですよね。

 

表示方法は、原則、国別重量順表示ですが、又は表示と大括り表示も認められています。又は表示を行う場合は、上記の実績、計画をもとにした但し書きが必要となりますが、原則表示と大括り表示の場合は、但し書きが不要となっています。さらに、5%以上にコントロールできれば、その表示も必要ないわけですから…

 

条件分けはしないで大雑把に言うと、原原表示は、表示内容が過去と現在で一致していなければなりません。過去の実績を元に表示しているのであれば、これから製造するものの産地が表示と一致するのか、日々の製造計画を立てる時点で産地を確認する事が良いと思います。

それと、表示作成では農林水産省から出ている事業者向け活用マニュアルのフローチャートと表示例を使用するのも有効であると思います。

 

又は表示、大括り表示については、消費者への正確な情報開示という点で問題がありますが、「輸入、国産」の様な大括り表示を用いた重量順表示が、メーカーとしては良いのかな!?

最後まで読んで頂きありがとうございます^ ^

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